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オナニーチャット

律子はセックスよりもオナニーが好きな女だった。
「男女交際=セックスじゃないから」が、律子の口癖だった。
僕たちが知り合ったのは、オナニーチャットを専門とする出会いサイトだ。そこで律子は相互オナニーをする相手を求めていた。
セックスの経験もあると言う。お金が欲しくて援助交際紛いなこともした。だが、それは性の快感とは程遠く、自分の局部を男に貸しているだけという認識だった。
セックスについては、自分は男性のオナホールにしか感じない。オナホール自身が気持ち良くなることはない。それが律子の中でのセックスの価値観だった。
「好きな男でもできれば、また変わるのだろうけどね」
そう言って、Webカメラ越しに律子は乾いた笑顔を見せていた。
オナ指示を続けるとオナニーの見せ合いにまで発展する事に成功
だが、本当にセックスよりもオナニーが好きならば、何も相互オナニーをすることはない。自宅に引きこもってクリトリスをいじっていればいいだけだ。こうしてカメラ越しにとは言え、男の姿を求めているあたりが何だか素直になれない性格が出ているようでかわいく思った。
そして、それはたぶん僕も一緒だ。女の子は好きだが、セックスは好きになれない。肉と肉のつながる感覚がまるで獣のようで理性が拒否する。セックス=交尾の感覚から脱け出すことができない。チャットオナニーで自分で自分を満たす方がよっぽどいいと考えている。
「わかるよ、それ。でも、好きな女ができれば変わると思うよ、きっと」
僕の話に律子はそう言って頷いた。セックスできない男と女がカメラ越しにオナニーをし合う。高まりを感じながら、律子に挿れたいなと思うように、彼女も僕に挿れられたいと思っているのだろうか。でも、それはお互いに一瞬だけ芽生える獣性でしかない。
「男の人を見てオナニーしている時だけ、私は異性を好きになれるんだよ」
律子のこの言葉は僕の気持ちも同時に表してくれていた。
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